FC2ブログ

Snap Days

フィルム、モノクロ、ツァイスで。

風早の風 -3- 

091102kazahaya1.jpg
Zeiss Ikon Carl Zeiss C Biogon T* 4.5/21mm FUJI NEOPAN100 ACROSS


小高い風早駅をあとにして、町を歩いてみた。
駅へと向かう道はその反対側のすぐそこに海が広がっている。
全く普段の日常の中に普通に海がある。




091102kazahaya2.jpg
Zeiss Ikon Carl Zeiss C Biogon T* 4.5/21mm FUJI NEOPAN100 ACROSS



そもそもこの風早の町へ来てみようと思ったのは、ひとつにはこの「風早」という名前に魅かれたというのがある。
ただこの地を知ったのはあるニュースで、その昔この町で詠まれた歌が万葉集に載っていると聞いたからだ。
天平八年、新羅国へ派遣された使節団一行が風早の浦に船泊まりした夜に詠まれた二首だ。
旅立つ夫を思う妻とその妻へ返す夫の歌で、風早の町中にある神社にその歌碑が残されている。
その神社まで行き、歌の刻まれた歌碑を見上げた。
その時、神社のある山手の方から不意に一陣の風が吹いた。
遠く万葉の時代の想いがこの風に乗って今に届けられたような、そんな気がして僕はもう一度歌碑を見上げた。




[ 2009/11/02 19:00 ] | TB(0) | CM(6)
こんばんは。

住人の方にはそこには建物や道があるようなのと同じような感覚で海があるのかなぁ。
私は「いいなぁ・・すぐ側に海があって」って思うけど
実際住んだら厳しい自然があるのかもしれませんね。

風早・・snap.comさんのブログで初めて知ったけど
歴史的な街なんですね。
いいな・・行ってみたいなぁヽ(´∇`)ノ
[ 2009/11/02 21:24 ] なっちゃん [ 編集 ]
>なっちゃん
確かに海沿いに住んでる人にとっては海は特別な存在ではないんだろうね。
漁師さんなら生活の糧になる漁場だし、漁にたずさわってなくてもそこに海があることが
当たり前になっているんだろうね。
たまに行く僕らには目に眩しい海の景色も、荒れたら大変だろうしなあ。

風早はその地名や歴史的背景で、行く前は気分的にはかなり盛り上がるんだけど、
いかんせん駅と歌碑の神社以外にはなかなか撮り所が少なく、手強い町です。
撮る人の目線が変わるとまた違うんだろうけど。
なっちゃんももしこちらに来る機会があったらぜひ!
その時は僕がガイドします♪ヽ(^-^ )
[ 2009/11/02 22:48 ] snap.com [ 編集 ]
相変わらず良いお写真ですね。
snap.comさんは やっぱり確たるご自分のスタイルをお持ちで羨ましいです。

それにくらべて・・ この私はフラフラとして困ります。笑
ところで その万葉時代の和歌 どのようなものか とても気になりますね。笑
[ 2009/11/03 17:50 ] summer-christmas [ 編集 ]
>summer-christmasさん
何回かに分けてのシリーズものになると、写真ブログというよりも、
旅行記の性格が強くなってます(^_^;
写真だけだとうまく伝わらないと思うからか、説明も多いですし。
スタイルは写真を撮る人の数だけあると思いますけど、
自分じゃなかなかわからないかもしれませんね。

万葉の歌、明日の更新でご紹介します。
[ 2009/11/03 22:07 ] snap.com [ 編集 ]
こんばんは。

2枚とも雲が印象的なお写真ですね。
しかも、1枚めののどやかな雲とは対照的に、
2枚目の風で乱れ始める雲を配置なさっているのは
流石です。

静と動の雲の写真、堪能しました(^^)
[ 2009/11/04 20:13 ] うっしー [ 編集 ]
>うっしーさん
ありがとうございます。
正に言われるとおり、1枚目はゆったりとした海沿いから見える雲で、
2枚目は神社の裏山から吹き下ろしてくる強い風に流される雲です。
ここはのどかそうに見える時もあるけど、海岸ぎりぎりに山が迫っていて、
気象がいつ荒れるかわからないという一面も持っている町のようです。
[ 2009/11/04 22:31 ] snap.com [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する