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Snap Days

フィルム、モノクロ、ツァイスで。

島に添う道 -5- 

091212kurahashi1.jpg
CONTAX RXll Carl Zeiss Planar 1.4/50mm T* Kodak PORTRA 160NC


少し陽が傾いてきた。
家と家の間からいろんな形に切り抜かれた陽の光が射し込まれてくる。
それにしても路地に入ってから、ずいぶん長いなあと感じた。
今まで歩いたことのある島の路地はもっと短く、直角に曲がっていたりしていたのだが、
ここはちょっと違うようだった。




091212kurahashi2.jpg
CONTAX RXll Carl Zeiss Planar 1.4/50mm T* Kodak PORTRA 160NC


ほぼ道なりに一本の路地をずっと歩き続けていた。
長い路地だ。
どうやらこの町の家々は、島の海岸に沿って長く広がるように建っているようで、
幹線道路も同じように海岸と町とを挟むように延びている。
路地は海岸と道路の間、ちょうど町を貫くように延びているようだ。
車の通る幹線道路、人の歩く幹線路地、といったところか。
きっと島の町の生活にとってはなくてはならない道のはずだ。



091212kurahashi3.jpg
CONTAX RXll Carl Zeiss Planar 1.4/50mm T* Kodak PORTRA 160NC




[ 2009/12/12 17:51 ] | TB(0) | CM(4)
路地の切り取りかたが絶妙ですね。

その先から誰か歩いてきそう。
その先へ歩いて行きたい。

って思うような。
[ 2009/12/12 22:43 ] atsushi [ 編集 ]
>atsushiさん
ありがとうございます。
路地は歩いて行って写真を撮って、振り返って写真を撮って。
右に分かれて左に入って、そして撮る。
なんとも忙しいです。
実際ぬっと人が現れると僕は驚くのですが、地元の人は慣れているのか、
平気な顔でおじぎをされて行きます。
[ 2009/12/13 00:27 ] snap.com [ 編集 ]
「島に添う道」シリーズ、snap.com さんの歩みに添わせてもらいながら、まるで自分もここを歩いているような感じで、堪能させてもらっています。

2枚目の陽のあたっている白塗り壁の剥がれ具合、記憶の底から原風景が蘇ってきて、ハッとしました。
私の実家にも同じようなハガレがいくつもあって、少年の頃、その形から地形や動物、人の姿態など、いろんなものを夢想していたことを思い出しました。
そんな時、そこには同じように陽があたっていました。
懐かしいです。

路地散策、歩くほどに、五感が研ぎ澄まされてゆくのでしょうか。
お写真の流れに目をゆだねてみると、snap.com さんが歩を進められ、レリーズされるリズム感と一緒に、あたりの温度、におい、湿度、音、頬にあたる風まで伝わってくるようです。

私もまた「路地裏散策ハイ」を感じに行きたくなりました。
snap.com さんのフットワーク、見倣わせていただきながら。
[ 2009/12/13 07:19 ] Syari [ 編集 ]
>Syariさん
ありがとうございます。
この釣士田の集落の路地、Syariさんの少年時代の心象風景に重なるところがあったようですね。
白壁のはがれがいろんな形に見える・・・。あ~、ありますよね。
僕も子供の頃、天井や家の柱の木の目や節がいろんなものに見えて、
そこに物語を作ったり恐怖を覚えたりしてました。
こういうものが見られるのも、路地裏ならではかなあと思います。

路地を進むと、(この先このまま進んでもいいんだろうか?)と思ったりします。
不意に人の家の敷地に入り込んだりしそうな、行き先の見えない不確かさ。
そのなんて言うか怖いもの見たさに似た感覚で、また先へと進んでしまいます。
Syariさんがおっしゃるように、狭さ故の独特の空気感を路地は持っていますよね。
路地裏散策ハイ、登山家にも長距離走者にも負けない魅力がありますね。
[ 2009/12/13 14:15 ] snap.com [ 編集 ]
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